Kaoru Muramatsu
ルネッサンスと風水
更新日:2022年3月20日

ルネサンス時代に活躍したミケランジェロをはじめとする建築家たちは、
風水師の側面がありました。
彼らはまず、土地の吉凶を考え、良いエネルギーが流れている吉地(流行の土地)
を選ぶことから始めます。
流行の土地、すなわち将来性のある土地に吉相の家をつくれば、
そこに住む人たちは幸せになると信じていたのです。
そして吉地を探し求め、住宅をつくり、さらに都市づくりに発展させました。
彼らのそうした取り組みは、芸術だけでなく精神史にまで影響を与えたのは
よく知られているところです。
この地形は東洋でいわれる吉相の土地と同じなのです。
ルネサンス発祥の地といわれているフェレンツェですが、
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を中心に平野が広がり、北は山、
東北からアルノ川がフィレンツェを横断するように流れています。
ご興味がおありでしたら、天才たちの愛した吉地とはどんなものか、
グーグルアースでご覧になるとより理解が深まりますよ。
参考:小林祥晃/環境開運学としての風水大全